シリアのマーケット
01 Sep 2010

※北にトルコ、東にイラクがあります
なんと言っても一番嬉しかったのが、日本では高級食材として知られる
アーティチョークがあることです。
日本の気候では栽培が難しいので、生のアーティチョークを
お見かけすることは不可能に近いのです。
ですのでアーティチョークの出現は、料理好きとしてはかなりの興奮モノ!
日本で感じるような高級感はまるでなく、普通の食材として扱われているのが
なんとも不思議ですが、この奇妙な姿はシリアにいる間、何回見ても嬉しい光景でした。
宿にキッチンがついていれば、前菜を作ったり、パスタを作ったり・・・
なんて夢が叶えられたのですが、そうはいかなかったので、この夢はヨーロッパで
叶えることとしました。
ちなみに、ベトナムではアーティチョークを乾燥させてお茶のようにして飲みます。
贅沢ですよね!
シリアは農業国、そして日本と緯度が近いことから、日本で食べられる野菜は
ほとんど食べることが出来ます。
そして、日本よりも味がしっかりしていて甘みが強いのが特徴です。
しっかりしているゆえか、トマトは皮が厚く、ちょっと食べにくい位でした。
香草もよく使われます。
ミントやパセリなどさっぱりとした香草が好みのようです。
トルコのドルマスから引き続き、シリアでもぶどうの葉を使った料理法が
あるので、ここでもぶどうの葉は欠かせない存在のようです。
写真手前の白菜の漬物を見たときに、日本の味を想像して口の中いっぱいに
日本の味が広がりましたが、ここはシリア。
そんなはずがあるワケもなく、これは酢漬け ( ピクルス ) でした。
想像と違ったのでちょっとガッカリしてしまいましたが、食べてみれば、美味しいこと!
白菜に限らず、シリアでは揚げ物と一緒にピクルスが添えられることが多く、
揚げ物そっちのけでモリモリ食べてしまう位、美味しいピクルスもあります。
気温が高いので、さっぱりした味がつい箸 ( シリアではフォークですけどね 笑 ) を
進めてしまう理由でしょう。
こちらもトルコからの影響でしょうか。
色んな種類のチーズがあります。
お酒好きの人間なら、これに合うお酒は・・・と考えてしまいたくなるところですが
イスラム教徒の多い国ゆえ、お酒はご法度。
美味しそうなチーズを目の前にして、我慢するのみなのでした。
シリアではこれを前菜として食べたり、パンに挟んで食べたりするようです。
頭からスッポリ真っ黒なマントをかぶった女性に囲まれて歩く薄暗いスーク
( アラブの市場 ) は、なんだか本の中の世界のようで、ふと不思議な気分に
浸ってしまうのですが、
どこの国とも変わらない威勢のいい声にハッとさせられることがしばしばありました。
イスラム国特有の、物珍しそうに私を見るムスリム女性の視線を浴びながら
好奇心たっぷりにアジア人の私に話しかけてくる男性に
「 あれは何? 」、「 これは何!? 」 と、スークを一軒一軒歩き回るのが
毎日の楽しみになっていた、そんなシリアのマーケットなのでした。