Home » Blog » Sachi's Blog » ご報告・移住します。

ご報告・移住します。

30 Aug 2013

きっと・・・つまらない人間になっていくのが怖かったんだ。


旅を終えた以上、過ぎてしまった「旅」にもうすがってはいたくなかったのに
進むことが怖かった。


前へ進めなかった。




* * * * *




2012年2月、一度旅を終え、また旅に出ようと思い再出発のチケットを買った10日後。


そう、それはちょうど去年の今ごろ。


待望のちいさな命が私たちのもとへやってきたことが分かった。


IMG_2782pregnancy.JPG




すでに約2年半旅をしていたから、旅への未練もなく
子どもを迎える環境を整えようと考えた私たち。


けれども、初めての妊娠で何かと不安になってしまっていたわたしは
何をするにも消極的になってしまっていた。




「ほんとにそれで生きていけるの?」
「そういう生きかたを選んで子どもを育てていけるの?」




旅中に出来ると思って、それまで想像していた未来を
出来ない理由ばかり考えて、落ち込むことが何度もあった。


わたしの不安で夫の前向きな気持ちを引っ張り、新たな一歩を踏み出すどころか
こっちを振り向かせようということばかり考えていた。


今思うと、イヤな妻だった。




* * * * *




旅をする前から、結婚をする前から
ううん、もっと前の、もう10年も前から願っていたこと。






海の近くで生活をして、朝は近くの浜辺まで犬を連れて散歩へ行くんだ。
帰ってきたら、子どもと庭から野菜を採ってきて
まだ太陽と大地の香りのする食材で、朝ごはんを作ろう。
晴れた青い空に、白いシーツをピンと広げたら
ハンモックに揺られながら、採れたてのハーブでお茶でもしよう。
暑い日は縁側で風鈴の音を楽しみながら
手作りした麦茶と、ちっちゃなお茶菓子でおもてなしもいいな。
おうちは小さくてもいい、家の隅々まで丁寧に磨きあげて
愛情たっぷりに家を可愛がろう。
たくさんのモノはいらないから、少しのお気に入りのモノたちを
育てていくように使っていこう。


そこには家族がいつも笑っていた。






そんな未来を想像するのは驚くほど簡単で
それは必ずそうあるものだと疑うこともなかった。




* * * * *




どういう道を選ぼうか
どんな人生にしようか


旅前よりも、旅中よりも、子どもを授かった後のほうが
もっともっとたくさん夫と話した。


旅中あれだけ話し尽くしたと思っていたのに、まだまだ話し足りていなかった。


理想を語り、現実にぶつかり
怒ったり、泣いたりしてやっと出た答えは
「出来るも出来ないも、やってみなきゃ分からない。」だった。


そんな簡単なことなのに、わたしがこの答えを出すまでに長い時間がかかった。


失敗することが怖かったんだと思う・・・
スタート地点に立つことすら恐れていたんだ。


悶々とした日々を過ごすなかで、わたしにハッとする言葉が飛び込んできた。




「日本人はなんでもできるんだよ!」




アフリカで教育業をする、友人である女の子の言葉だった。


わたしに向けた言葉じゃないのに、わたしのど真ん中を突き抜けた。


ほんとにそう。


日本人ってなんでも出来るんだ。


なんでもやろうと思えば、お金を稼げて
そのお金で勉強ができて、
そのお金で行きたいと思えるところへ行けてしまう。


そんな日本の当たり前は、世界の当たり前ではなく
そんなすごく幸せなことに気付かず
忙しさや日本の雰囲気に飲み込まれていってしまうけど
日本人に生まれてきたことは、とても恵まれていることで
「やろう!」と思えばなんでもできるんだ。


わたしも旅でそう気付いたはずなのに、すっかり忘れていた大切なこと。


それを彼女はストレートに投げてきてくれて
わたしのなかにストンと吸い込まれていった。


そうなんだ。


できるんだ。


できない理由をあげるのは、もうよそう。


できるための術を探そう。




* * * * *




わたしが一番辛かったのは夫までつまらない人にしてしまったことなんだ。


安定が欲しい。
もちろんわたしだってそう思う。


けれども、安定のためにつまらなくなっていく夫を見たいかと言えば
見たくなかった、見ていられなかった。


「あぁしたい!こうしたい!」と目を輝かせて
新しい楽しいことを考えてる夫が好きだから。


たとえそれが安定でなくても
夫と歩む不安定には、希望がたくさんつまっていた。
夫がいるだけで、わたしの心が穏やかになることを知っていた。


わたしはそんな夫の希望の種を私たちの人生からつまみ出すことは出来なかった。


結局、何度も周りまわって元へもどった。


夫が意思を曲げなかったから。


そんな夫と一緒に歩もうと、わたしも決めた。






いろんな余計なことをそぎ落として自分たちの叶えたい未来を願ったら
驚くほど目の前に理想の答えが舞い降りてきた。






きっと、生きるって、そういうことなんだと思う。






ほんとは何がしたいのか
心に嘘はないのか






そういうことをたくさんたくさん試されて
行くべき道を歩むように導かれているんだと思う。


でも・・・
夢を叶えるには時に待つ時間も必要で
その待つ時間に耐えられずに、泣く泣く手にいれることなく
通り過ぎてしまうことがあるんだと思う。


待つ時間は長い。
うまくいかない時間は長い。


悩み、落ち込んでいるとき、夫はいつも言った。




「この時間さえも良かったって、いつか絶対思えるから!」って。




悩んでる渦中にいるときは、その言葉を耳にも入れたくもなかった。


だけどね。
悔しいけど、ほんとにいつも最後には「これでよかった」と思える最高の場所へ
連れて行ってくれるのが、夫なんだ。


理想的な未来をちゃんと、私たちのもとへ手繰り寄せてくれる。


今までもそうで、きっと、これからもそうなんだ。




* * * * *




生きていく上で、ほんとに怖いことは希望をなくしてしまうことなんだと思う。


なんでもできるはずなのに、それを忘れてチャレンジしなくなること。
やってもいないのに、出来ないと決めつけること。


「出来る」、自分を信じる。
「出来る」、相手を信じる。


だいじょうぶ、いける。


まだまだいける。


そうだ、この人と歩んでいこうと決めて結婚したんだから。




娘に伝えていきたいこと、それは愛しあう素晴らしさ。


言葉じゃなくって、その温かさや心地よさを肌で感じて育って欲しい。


愛されているって、それだけで強くなれるんだから。




* * * * *




目の前にはどこまでも青い穏やかな海。
裏には緑の濃いやんばるの森。
庭にはバナナとマンゴーの木があって、畑もある、ハンモックだってはれる。
シーサーが守ってくれる小さな古いおうちが私たちの夢いっぱいの新居。


気付けば、夢はもうこの手の中にあった。


私たち、沖縄へ移住します。


okinawaphoto.jpg

Comment

sachiさん、ありがとう!!
これからの未来について、忘れていたものを思い出させてくれた。
私も旦那さまとたくさん話してこれからの人生考えていきたいなーって思いました^ ^
目指せ愛がある生活。

沖縄すてきなところですよね^ ^
タイムリーですが、今日(日付的には昨日?)大人になってから沖縄に移住した友人が1歳になる娘ちゃんを連れて遊びにきてくれました。
毎日水浴びしているみたいで真っ黒な元気な女のコでしたよ^m^

いつかsachiさんのすてきな住処におじゃましたいなーとおもったこぐまでした^ ^

30 Aug 2013 | こぐま

こぐまさん
返信遅くなってすみませんでした>
子どももいて日々忙しく過ごしていると、本来向かっていた先を見失いがちになっちゃうんですよね。
でも、やっぱりせっかく好きで結婚した人と楽しく生きていこうと決めた人生なんだから、そこへ向かわなければ、、と思うのです。
愛、忘れちゃいけませんよね。愛ある生活。
ぜひぜひ、沖縄にいらしたら遊びに来てください♪

07 Sep 2013 | sachi

Comment Form

このエントリーのトラックバックURL

http://www.one-plus.net/mt/mt-tb.cgi/762

blog
Share
Bookmark and Share
twitter
サチのつぶやきはこちら twitter
フトシのつぶやきはこちら twitter
僕たちの日記が雑誌に掲載されました。小学館falo BE-PAL10月号増刊