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ありがとう、キューバ。

14 Feb 2013

先進国って何でしょう?


* * * * * * * * * * * *


インフラは当然のように整い、みんな当たり前に学校へ通い
識字率はほぼ100パーセント。


医療が充実している代わりにとても忙しい。


モノはたくさん溢れている。


これが私の思っていた先進国です。


つまり、わたしの描く先進国は日本でした。


IMG_4083sachicuba.JPG



キューバにきて、先進国ってキューバなんじゃないのかなと思うようになったのです。


キューバは社会主義国ゆえにモノは少ないです。


新しいものもあまり見かけません。


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※車の見た目も古いけど、中身も当然古い。
 ロックなんて、こんな感じです・・・。


その代わりに家は無料で支給、主食はごくわずかな金額で支給、


所得税も住民税も消費税もない。


すべての国民に年金があるので食べることには困りません。


大学まで授業料無料、医療費無料ということもあってか


学力はとても高く、平均寿命も長いんです。


乳幼児死亡率をみてみれば世界最高水準です。


国は国民にどうやって豊かさを与えられるかを目標に政治をしているのです。


(※政治状況はいつも変わっているので、現在の正しい情報は分りりませんが・・・)


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※新しいモノが少ないけれど、公園には他の古くさびれたモノとは
 別世界のように存在する健康器具が。




もちろん、いいことばかりじゃないはずです。


キューバの配給制や社会主義などの今に、革命前まで食べるのもままならなかった


田舎に住む人々はこのシステムに満足、感謝してるようですが


逆に学問を重ね、海外に国費で留学し海外(社会主義以外のシステム)を知っている人たち、


頭脳が優れていて、海外だとお金を稼げる仕事につける人たちは


理不尽に感じ、海外で働きたいと思うこともあると聞きました。


キューバで生きている人の話を聞くと


観光で来て感じるキューバの良さは、「隣の芝生は青く見える」という面も


持ち合わせてることに気付いたのです。


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わたしが言いたいことで、勘違いして欲しくないことは


「キューバは楽園だ」と言いたいわけではないということです。


確かにここ数回に渡り、キューバのことを綴ってきた記事を読んでいただくと


いいこと尽くめな気がしてしまうかもしれません。


その記事の通り、わたしが感じたキューバは楽園に近い気がします。


モノの豊かさではありません。


ココロの豊かさを感じるのです。


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※カメラを向ければこんなまぶしい笑顔。




けれども、そこで生きる人たちには社会主義国ならではの葛藤や、


キューバの人からすれば自由に感じる他の国への憧れ・・・


どこの国の人でも持っている感情を抱いているんだと思います。


人それぞれ描く楽園は違うから・・・


結局は誰だって、どこにいたって、100%満たされることはなかなか難しいんだと思います。


そういうこと全部ひっくるめて行き着くわたしの結論は


誰だって、どこにいたって、


自分が自らの力でしあわせになろうと思わなければなれない。


与えられた境遇を感謝するのか、卑下して一生生きるのかでは


まったく違う人生になること。


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※キューバにも物乞いはいます。
 でも他の国に比べたらあっさりしてるような気が・・・。




それでも・・・


効率を求めてしまう自分は根っからの資本主義が作った人間なんだな、と


痛感したとき、私は日本という国が作った人間だということがよく分かりました。


その日本人的感覚は、世界を旅していろんな価値観に触れ変化したようでも


染み付いているのです。


今まで書いてきたことだって、考え抜いて出した結論だって


わたしが日本人だから思うことも多いと思います。


いつでも人生は変えられるけど、日本人だということは事実なのです。


それは誰だってそう。


いいとか悪いとかじゃなくって、その国で生まれ育った以上、それが事実なのです。


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* * * * * * * * * * * * *






わたしは知恵熱にうなされながら賑やかな音と、陽気な歌声の子どもたちをを窓から眺めていた。


そこには発砲スチロールと空き缶を太い枝で叩き即興で音楽にしている楽しそうな姿。




ないからこそ、あるものを大切に。
ないからこそ、あるもので新しい何かを想像する。




心の豊かさを伴う学力の高さは
こういうところからも来ているのではないかと思ったのです。
あの光景にキューバのすべてを感じたのです。






「ある」ということに慣れてしまっている今。


スマホでもおもちゃでも情報でも何でも、あることには変わりがないのであれば


ありがたく選ばせて頂き、大切に利用していくこと。


時には「ある」ことを止めて、感謝すること。


「ない」ことを楽しみ、創造する力を養うこと。


これらを積極的にしていくことが、自分の進みたい道だと


ようやく気付くことが出来たのです。


人によって感性も感覚も価値観もまるで違うので、


キューバという国をわたしの記事だけでは判断は出来ないと思いますし、


願わくば思わないでいて欲しいです。


まったく違う視覚で捉えてる人もいて、違うことを思う人がいて


それでいて世界は成り立っているから。


けれども、少しでもキューバに興味を持つ人がいたらそれはとても嬉しいです。


いつか、わたしもまたキューバを勉強しなおして再訪したい。


そして、


いつか、興味を持ってキューバに行く人がいたらいいな。


そう思って、心をこめて記事を書きました。


Hasta la victoria siempre!


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Comment

なんだか思うことがいっぱいあってうまく言葉にできませんが。
いつも文章を読んでいてジンときます。
サチさんの生き方や考え方に憧れてしまいます。
このブログ、本になればいいのに。。。ならないですかね??
そしたら即効予約します^^

15 Feb 2013 | yuki

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