Home » Blog » Sachi's Blog » 当たり前は当たり前じゃなかった

当たり前は当たり前じゃなかった

21 Jan 2013

美味しいチュロス屋さんがあると聞き


パートナーと二人、街まで観光がてらチュロス屋さんを探しに行きました。


話に聞いていた通りの場所にあり、ワンブロックを超えるほどの行列。


IMG_4005cubafood.JPG



もともと行列に並ぶタイプではないものの、


「ここまで来たんだから!」と張り切って列の最後尾に並びました。


わくわくしながら、その作ってる様子を見ていると


あることに気付きました。


それは…






お、、、遅い!!!作業がとても遅い!!!






二人スタッフがいるのですが、一人が揚げてる最中にもう一人は何をしているかと言うと


ただ見てるだけ。。


その見てるだけのスタッフは揚がった円状になっているチュロスを切り


砂糖をまぶし、売る役目なようです。


IMG_4012cubafood.JPG


では、その「切る→砂糖をまぶす→売る」の最中に、さきほど揚げ役だったスタッフは


何をしてるかと言うと…






み、、、見てる!!!見てるだけ!!!!






「えええぇぇぇぇぇ!!!?二人いる意味ないでしょ!?」と
猛烈につっこみたくなる直前で


ハッとしました。






効率とか、能率、スピード、生産性、サービスという考え方って
日本社会に育てられた価値観なんだ…。






キューバは社会主義なので生産性を問う必要がない。


急ぐ必要はないのです。


どちらがいいとか悪いとかじゃなくって私は、


知らぬ間に日本という国の人間に育っていたことを実感したのです。




ごく当たり前に効率を考え、


ごく当たり前に笑顔のサービスを受け、


ごく当たり前に人と競っていた。




それが普通だったから…。




何度も書きますが、それ自体がどうという訳ではなく


日本で生まれ、育つというのはこういった価値観を知らぬ間に
当たり前だと思うようになっているということを知ったのです。


そして、それと同じようにキューバの人もそういうことなんです。




噂通りの美味しいチュロスを食べながら


政治や教育の重要性を、チュロス屋さんの前で考え込んでしまった私。


結局のところ、生まれ育った場所の価値観って生きてる中でも大きく占めて


それを「当たり前」だと感じてしまう。


そういう国を作るのが政治というものでしょうし


そういう人を作るのが教育というものなんでしょう。




旅の終盤で、こんなに考え込む国が出てくるなんて思ってもいませんでした。


そういえば私、同じ社会主義国のラオスの時も


「遅いし効率が悪い」と自分の日記に書いていました。


その時は旅の序盤で、日本の価値観まるまるぶつけてそう感じていたのでしょう。


今思うととても恥ずかしいことだけれども、それがその時のありのままの私。


でも、、、


国は違うと言えども、同じような状況のときに今の私は違う考えをするようになっています。


答えは出ないけど、違う角度でものごとを見れるようになっている…。


確実に2年を超える旅で、私の中の何かが変わってきていることに気付きました。


このモヤモヤを抱えながらも
長旅をしてても変化に無関心になっていない自分が正直嬉しかったですし


感じ、考えられる自分を大切にしたいな…と思い


そのままその日も混乱したままの一日を過ごしたのでした。

Comment Form

このエントリーのトラックバックURL

http://www.one-plus.net/mt/mt-tb.cgi/664

blog
Share
Bookmark and Share
twitter
サチのつぶやきはこちら twitter
フトシのつぶやきはこちら twitter
僕たちの日記が雑誌に掲載されました。小学館falo BE-PAL10月号増刊