Home » Blog » Sachi's Blog » メキシコごはん。~タコス編Part.1~
メキシコごはん。~タコス編Part.1~
26 May 2012
メキシコ料理と言えばみなさんすぐに思い浮かぶのがタコスだと思いますが
「タコス」と言えども一言では収められないくらいたくさんの種類があります。
そして!!!まず先に声を大にして言いたいのは!!!
本場メキシコのタコスは、日本で一般的に知られている硬い皮(ハードシェル)の
タコスではありませんっっっ!!!!!
※写真はネットで見つけてきたものです。これがハードシェルタコスです。
そして、メキシコではタコスにレタスは入っていません。
トスターダスとかタコドラドとか、トルティージャを使った他の食べ物では
レタスは使われますが、タコスと呼ばれるものでレタスが入っているものは
少なくとも私は一度も見ていません。
キャベツは場所によって(バハ・カリフォルニア周辺)入っていますが、
一般的かどうかと聞かれれば私の認識では一般的ではないような気がします。
日本に入っているタコスはアメリカ経由で入ってきているので
アメリカ風にアレンジされているものです。
あの硬い皮のタコスをメキシコのタコスだと思われていることを知ったら
メキシコ人、悲しみます、多分。。
カリフェルニアロールを「寿司」だと思われていて日本人が悲しいのや
明太しらすパスタをイタリアンと呼ばれてしまって悲しいイタリア人と
同じような感覚だと思います。
(↑この例え、分かりやすいんだか分かりにくいんだか・・・。)
アツい思いで脱線しましたが・・・
この皮のことをトルティージャ(tortilla)と呼びます。
スペイン語読みで「lla」を「シャ」「リャ」「ジャ」と読みますが
ここでは「トルティージャ」で統一させて頂きます。
「ヤ」という読み方はアメリカ経由で日本に伝わった故に日本では「トルティーヤ」と
呼ばれているそうです。
トルティージャにはとうもろこしから作られているものと小麦粉から作られているものがあり
メキシコのほとんどはとうもろこしベースで、アメリカ国境の近いメキシコ北部
グアテマラ・ベリーズ・アメリカは小麦粉のトルティージャを好んで食べます。
私個人としてはfromとうもろこしのトルティージャ以外で作られたタコスを
「こんなのタコスじゃなーーーい!!!」
と叫びたくなる位、fromとうもろこしのトルティージャで作ったタコスを愛しています。
これは個人的好みの問題なので、もちろん小麦粉トルティージャも尊重します。
トルティージャの大きさもまた、日本で食べられているものよりも
一回り小さく手のひらサイズで、主食というよりも軽食で食べるようなサイズです。
焼く前の生地を「マサ」と呼び、このマサにもとうもろこしの種類によって
色や味、食感がまったく違います。
※写真は「tortilla azul(青いトルティージャ)」という名前のマサ。
私はこのトルティージャが一番好きです!!
マサをトルティエロというプレスする器具で平たくして
コマルという器具で焼きます。
基本的には温かいものしか食べないのでその都度焼き
食卓に並べる際には布などに包みます。
※写真はある家庭のトルティージャを包む布
アメリカではとうもろこしのトルティージャ=ハードシェル、
小麦粉のトルティージャ=ソフトシェル(ブリトーなどに用いる)と認識されているようです。
トルティージャと言えばスペインの卵料理を思い浮かべる方もいらっしゃるかと
思いますが、一説によるとその昔スペイン人が薄焼きパンのトルティージャを
卵料理のトルティージャに似ていることから、同じトルティージャと呼んだことから始まったそうです。
(wikipedia参照)
* * * * * * * * * * * * * * * *
・・・と、タコスのことをアツーク語っていたらトルティージャだけで長くなってしまったので
次回に続きたいと思います。
次回はタコスの具、肉編です!
このエントリーのトラックバックURL
http://www.one-plus.net/mt/mt-tb.cgi/619
![]() |
Comment Form