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いろんな生きかた Part.2

06 Dec 2011

旅をしていると、想像もしたことのないような生きかたに出合う。




私たちは長い旅に出ようと決めた時から、安定した生活からは遠ざかったけど


「 旅に出てよかったな。」


今、しみじみと実感する。


変化や新しい出合いに満ちた旅の生活を、私はとても気に入っている。


考えさせられる出来事やショックもいっぱいあるけれど


それさえも糧に出来たらなと思う。


私という名の大地に、この世界のありとあらゆるものを吸収して・・・


いっぱいいっぱい種を、肥料を蒔いて、新しい命を育てていきたいな。






キャンプ場で出会ったロバートは、警察の仕事をリタイアしてから


ネイティブインディアンをモチーフとしたアクセサリーを作って旅をしている。


警察時代の名残かガタイがよく、鋭い目をしていたけれど


とても話し好きで、自分の今までの人生のこと、今どういう風に生きているかを


目を輝かせて話してくれた。


ずっとネイティブインディアンデザインのものを探していた私たちは


彼の作ったステッキに惚れ込んでしまい、旅中ということを忘れて買ってしまった。


これからも、そのステッキを見る度に彼を思い出すだろう。


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キャンプ場でホストの仕事をするスーザンは 18歳の頃からの夢を叶えて


全米一美しいと言われるセドナのキャンプ場でホストをしている。


( と、書いていたらちょうどスーザンからメールが来て、他の場所に


 移ったとのこと。ちなみにホストとは、キャンプ場利用客の世話役のような仕事で


 キャンプ大国・アメリカでは一般的な仕事です。)


彼女はとても厳しいが、時に見せる笑顔が優しくて知れば知るほど好きになってしまった。


彼女の笑顔が見たくて、ついつい話しかけてしまう。


今思えばあの感情は、恋によく似ていた気がする。


彼女の家 ( RV・キャンピングカー ) の前には、無造作に瓶に挿した百合があって


木にはハチドリが集まる。


飼い犬を撫でながら目を細めてハチドリを眺める彼女が、大好きだった。


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たまたま隣のキャンプサイトになった家族はなんと5人の子供がいるファミリーだった。


上は中学生、下はまだ幼稚園生で、女・男・女・男・女の順番の兄弟!


上の二人は絵に描いたような長女・長男で、外国人の私たちにまで気を遣い


優しくしてくれた。


真ん中の女の子は照れてほとんど話しをしてくれず


下の二人はやんちゃ盛りで、一時もじっとしていなかった。


子供らしく大声ではしゃぎまわり全力で遊ぶその子供たちも、


お父さんの一声でびしっと一丸となり見ていて清々しかった。


そのファミリーには、BBQに誘ってもらって一緒に食事をし


子供たちにはマシュマロを焼いてもらった。


その焼き加減がとても上手で 「 You’re good chief!! 」 と言ったら


照れていたその瞳がとても印象的だった。


陽も暮れ、下の子たちは目をこすりはじめた。


ママがテントに寝かしつけに行くと、そこはすっかり大人だけの語り場になった。


パパはBBQの残り火を眺めて、こう言った。


「 子供っていいもんだよ。


     特に5人もいるとさ、まるでチームみたいでね。


                僕の仕事が減ってありがたいよ!」


と。


なんだか私はこの自然な一言がすごく感動的で何度もリフレインした。


その言葉の通り、キャンプ場をチェックアウトする前


子供たちに全部片づけをさせ、最後に子供たちと一緒にゴミが一つもないか隅々まで、


・・・それは木の根っこの陰に至るまで、丁寧にされていた。


BBQの炭の中に、小さなプラスティック屑を見つけると


下の男の子を呼び出し、捨てさせていた。


「 よし!よく出来たな!」 と褒められていた子供たちは自信に満ち溢れていた。


それは・・・彼の言う通り、まさしくチームだった。


私たちには子供がいないけれど、その時誓った。


子供を、子供扱いしないこと。


子供と、一人の人間として接すること。


それが、彼のようなファミリーでありチームを作れるんだなって。


いつか、私たちのもとに私たちを選ぶbabyが来てくれたら・・・


そうだね、そんなファミリーを作ろう。






あくせく働く必要がなくなったら、モノを作りながら旅をするのもいいかもしれない。


子供の手が離れたら、RVを手に入れてキャンプホストもいいかもしれない。


5人も子供をもうけるなんて考えたこともないけれど


チームのようなファミリーを持つのもいいかもしれない。


旅でいろんな価値観に出合う。
旅でいろんな生き方に出合う。
そして私たちは今まで思ったこともないような夢を・・・旅で見つける。


想像もしたことのないライフスタイル。
日本にいただけでは出会うことのなかった人たち。


旅で得る大きなものの中の一つは、新たな価値観なのかもしれない。


今まで自分が頑なに持っていた思考は・・・
実はそんな、頑なに守るほどのものではなかったりするんだから。


だから、もっと受け入れていきたい。


いろんな生きかた。


いろんなスタイル。


いろんな考え方。


もっと柔軟に、もっともっと。




旅が2年経っても、泣いたり笑ったり・・・


いちいち感動して感情を揺さぶられてばかりだけど


前を向いて、しっかり・・・しっかり歩こう。


私はきっと、太くて大きい木のような、どっしりとした人間にはなれないけれど


強い風が吹いても、強い雨に殴られても


揺られて揺られて・・・それでも折れないしなやかな柳の木のようになろう。

Comment

読んでいてじわぁーーーんとなってしまいました。

「今まで自分が頑なに持っていた思考は・・・
実はそんな、頑なに守るほどのものではなかったりするんだから。」

ほんとココ共感!!
でも私はまだ頭と心が付いていかなくて、頭で分かっていても心で受け入れられない・・・チグハグになってしまうこともちらほらあります。
まだまだ修行が足りないようですね 笑

例えは違いますが、粘土のような人間になりたい。

あーまたさちさんと語りたいなぁぁぁ。

08 Dec 2011 | ゆかちん

ゆかちんさん
ね、変わることは怖いけど悪いことじゃないからね。
すべては起こるべくして起こって、向かうべき方向に向かってる。
だから、そのままでいいんだよねー。
みんなが帰国したらメキシコ料理作って、コスメルナイトしよう!
そして語ろう☆サルー!

10 Dec 2011 | Sachi

本当に素敵な人にたくさん出会ってますね。

そして、2年経っても感覚が鈍らず、雄大な自然や素敵な人に心から感動できるサチさんの感受性の強さが素敵だと思います。

私は春から社会人になるので、目の前のことで精一杯になってしまうかもしれないけど、おふたりのブログを読んでいればちょっとでも世界とつながれて、ちょっとでもいろんな価値観と触れ合えて、自分の軸をしっかり保っていけるような気がします。

いつも素敵な世界を発信してくれてありがとうございます。

13 Dec 2011 | akane

akaneさん
よく言えば感受性が強い、悪く言えば起伏が激しいだよ。
悪くならないように気を付けなければ。。。
そうそう、素敵な人にたくさん会ってるんだ!
いろんなイキカタがあって、たくさんのことを教わってる。
就職なんだね!おめでとう!!
仕事は仕事で、(もちろんだけど)学ぶことがあるから
一度しっかり社会に染まるのも悪くないと思うな~。
あっち行ったりこっち行ったりして、素敵な大人になればいいじゃないのー!
いつも応援してるよ、らぶ!

17 Dec 2011 | Sachi

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