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ターザンになった日

10 Sep 2011

コスタリカ・・・この響きがかわいく感じるのは私だけでしょうか?


どこにあるのかも分からないけど、なんだか楽園的なイメージと響きが


「 コスタリカ・・・ 」 と呟くたびに、胸をときめかせてた旅に出る前の私。


南米でもなく、アメリカでもない中米。


メキシコと南米の間あたりに位置するコスタリカ。



世界のどこに何があるのかもよく分からないまま旅に出たその頃の私は


自分がコスタリカに行くことなんて想像もしてなかったように思えます。


そんな異国情緒感溢れるコスタリカで、私はターザンになったのです。






場所は首都・サンホセからバスで4時間のモンテベルデ国立公園近く。


元々は環境負荷を減らすために木と木の間をロープでつなぎ


保護員が観察するために使っていた施設が、


「 アクティビティーとして面白い!」 と、始まったキャノピー。


モンテベルデの街に着くと、探すまでもなくこのキャノピーに参加出来る会社の広告が


目につきます。


いくつかの会社で話を聞いて申し込むと、


すぐにその日の午後の回に参加出来ることになりました。




ピックアップのバンでキャノピーが出来る山まで行くと、早速キャノピーをするための


ハーネスを係員に装着してもらいます。


→ 南アフリカで216mのバンジージャンプをした時同様 ←


「 安全?大丈夫?? 」 と怯えながら聞くと


満面の笑みで








「 99%!! 」








99%って!!!!!


( 南アフリカのバンジージャンプのときは「 100% 」という答えだったのです。)


あと1%が怖いんだけど!!!!!


と、すぐさま日本語でつっこみ、ドキドキしながら列に並びました。




十数人いるグループに、係員がスペイン語と英語で説明をすると


近くにある短い距離のロープで練習がてらキャノピーが始まりました。


IMG_9024SACHICOS.JPG


IMG_9033SACHICOS.JPG


列の後ろの方に並び、人の様子を見ながら


「 本当に大丈夫?落ちないかな?? 」 と、


写真を撮るパートナーの都合を気にすることなく話しかけ


喋ることで気分を落ち着かせていると、あっという間に自分の番が回ってきました。


IMG_9027SACHICOS.JPG


腰につけたハーネスの金具をキャノピーのロープに引っ掛けるのですが


立った状態より少しだけ高い位置に引っ掛ける場所があるので


この時にジャンプなり懸垂なりして、引っ掛けやすい位置に体を持っていかなければ


なりません。


これがどうにもうまい具合にいかず、何回もジャンプをする自分の姿に苦笑いをしながら


ようやく固定が出来、準備完了です。


「 はい、いってらっしゃーい! 」 と言わんばかりに背中をポンっと押されると、






シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






と、勢いよく進みます。


足元を見ると10mほどの高さがあり、私を支えるのはロープのみ。


「 はぁっ!! 」


とワケの分からない言葉が思わず出てしまう恐怖感、と、ちょっとしたワクワク。


思いのほか、あっと言う間に着地点につきました。


一つの木が終わると一旦ハーネスを外し、また新たな乗り継ぎ先の木のロープに


ハーネスを付け直します。


こう言った具合に、それはそれはとてもリズミカルに、


まるで工場のベルトコンベアーの商品になったかのように


次から次へと新たな木のキャノピーに乗せられていくのです。


「 怖いーーーーー!! 」 と最初は言っていたものの、あまりにもテンポよく進むので


恐怖心はだんだん薄れ、楽しむ心の余裕も生まれてきます。


一番長いものは1kmほどある山と山をつなぐロープで、


木と木の間を通り抜けると一気に視界が開け、


キャノピーにつながれてることも忘れてしまう、


ピーターパンのように空を飛んでいるような感覚も味わえてしまいます。






・・・で、ですね?






通常腰のハーネスにひっかけて両手で紐を持ちキャノピーをするのですが


IMG_9017SACHICOS.JPG
※通常のキャノピー


「 スーパーマン 」 と呼ばれるイレギュラーな楽しみ方があり、


これは名前の通り、両手は何も持たず腰に繋がる紐一本だけで


スーパーマンが飛び回る姿のように滑走する楽しみ方があるんです。


「 スーパーマンやる? 」 とスタッフに聞かれ、ワケも分からず


「 うん?やる!」 ( せっかくならやっとかなきゃ精神 )


と答えたものの・・・


コレ・・・






絶対、コワイじゃぁん!!!






通常のキャノピーには慣れたものの、キャノピーは両手で紐を持ってる安心感がある。


でもスーパーマンって、完全に頼るものがないじゃないですかっ!!!


「 やる!」 と言ったものの、「 ムリじゃない?私、ダメじゃない??」 と


いつものごとくパートナーに話しかけまくるも、すでに私の順番。


腹を括り、スタッフのもとに行くと流れ作業の部品のようにハーネスに紐を一本


取り付けられました。




ふぅ、、、、、




と息をつくと、背中を押され








シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








と、緑を切り分け宙ぶらりんの私はスーパーマンのように空を駆け抜けていきました。


怖くてつぶっていた目を片方ずつ恐る恐る開けると、そこには360度のミドリ!


IMG_9062SACHICOS.JPG


IMG_9056SACHICOS.JPG






超キレーーーーーーーー!






と大きい独り言を叫ぶと、さっきまでの怖さがふっとび


風になった気分でスーパーマンを楽しみました。






最後の最後に怖いものが固まっているにくい演出、キャノピーさんたち。


一番最後は予想もしてなかったバンジージャンプ。


※予想もしてなかったというか、キャノピー会社の話をちゃんと聞いてなかっただけ


 なんですけどね。。。


→ 南アフリカで216mのバンジージャンプをした時 ←


「 もう二度とバンジーはやらないっ!!! 」


と誓ったほど怖かったバンジー。


それなのに・・・それなのに・・・


不覚にも・・・またバンジーをやるハメになってしまいました。


南アフリカのときは両足を結び、そこに縄をつけ頭から落ちていくスタイルだったのですが


今回は足から落ちるスタイル。


「 あームリ、あーーーー・・・怖い怖い怖い!!! 」 と一人大騒ぎ ( いつものこと )


していると、あっと言う間にわたしの順番。




「 いってくるわ! 」




せめて言葉だけでもと、気合を入れかっこよく言い放ち


死刑執行台に見えるそこに向かいました。


IMG_9086SACHICOS.JPG


一日何十人にも同じ作業をしている係員には、この怖さが分かるはずもなく


「 コワクナイヨー( 日本語 )」 と言われるものの




「 いやいやいやいや!怖くないわけないでしょーに!」




と、またもや日本語でつっこむと、ついにその時が来たのです。






もうあがいても仕方がない。








いくんだ、わたし。








いくんだ、わたし。








いくん・・・








ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!








心の準備が出来てないまま落とされたしーーーーーーー!!!!!!!








あぁーーーーほんとムリ!


ムリムリムリムリ!!!!!


怖過ぎる!!!!








無重力を体験した人にしか分からないと思うのですが


無重力ってほんっとに不安なんですよ!!!


地球に放り出されたような、どーーーしようもない不安で


目をあけることも出来ず、








あぁぁぁぁぁぁぁあ・・・・・・・・・・・・・・・・あああああ!!!








と、恥ずかし気もなく叫んでいると、一回目のビョ~ン。


毎度そうなのですが、この一回目のビョ~ンまでが長いんですっ!


「 いつ終わるの?いつ来るの??!」


と、永遠のように思える無重力状態に、誰と共有出来るわけでもないとてつもない不安。


このビョ~ンは久々の重力であり、終わりのない不安から少しだけ差し込んだ


希望の光のようで


「 やっとキタ!!! 」 と両手をあげて喜びたいような( 実際は重力が重くって出来ない )


とにかくすごい希望で、


これがくるとやっと、じゃぁ目でも開けてみようかしら・・・と言う気分になるのです。


→ 南アフリカのバンジー ← の時は、思いのほか地上まで距離があったことに


驚きだったのですが


今回は目を開けてみると、地上がすっごい近いぃ!




ひっ!




次ビョ~ンってなったら、下に頭ぶつかっちゃうぶつかっちゃう!!!




あー、神様仏様ふとし様!( 何かあったら一番近くにいるのはパートナーだし )


たーすーけーてーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






いったい何回ビョ~ンしたのでしょうか。


ビョ~ンが落ち着くと係員が紐を引っ張って私を地上に降ろします。




しゅるるるるーと地上に戻されると、少し腰が抜けた状態なのか


しっかり立つことが出来ず、ヨロヨロしながら元来た道を歩いていったのでした。






やらなきゃいいのに、ついやってしまう怖いもの見たさ。


やったあといつも後悔する世界の絶叫系。


きっと、こう書いているのにまたいつかやってしまうんだろうな・・・と


おバカな自分を哀れみつつも、


コスタリカのキャノピーは安く、自然がとてもキレイなので


オススメしたいアクティビティーの一つになった、と書いておこうと思います!

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