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鉱山夫にはなれないと悟った日

17 Dec 2010

スクレから車で3時間の場所にある鉱山の街・ポトシ。


わずか3時間で一気に標高が1280mあがると言う、高山病体験者には恐ろしい現実。


高山病の薬と酔い止めの薬 ( ボリビアの山道は道が悪いのですぐ酔っちゃうんです ) を


飲んだら、ヘロヘロのちょっとおかしな状態になってしまいましたが


なんとかたどり着きました、ポトシ。



ボリビア地図.gif


心配していた高山病はスクレでの高地順応が功を奏したのか何事もなく


翌日には、この街に来た最大の理由 「 鉱山ツアー 」 なるものに出かけました。


( 写真はパートナーの方をご覧ください!


http://www.one-plus.net/blog/2010/12/post-76.html


さすがに4080mにもなると寒く、しっかり厚着をした上に鉱山夫の姿にお着替えです。


ツアーの車に乗るために歩く300mほどのゆるやかな坂道ですら


ハァハァしてしまい、情けない気持ちでいっぱい・・・。


でも仕方ありません。


だって、ここ、富士山よりも更に高い場所なんですから!


まずは鉱山夫へのお土産を調達するために近所の商店に向かい


「 ジュース、コカの葉・・・と・・・」






ダイナマイト!!!






ダイナマイトをその辺の商店で売っちゃダメでしょ!と、つっこみたいトコロですが


この街ではその位普通に使われるってことですよね。


実際、朝から遠くの山で 「 ボフっ!」 って音が聞こえるんですから。


お土産を調達したら、お次はいよいよ今でもなお採掘がされているリアル鉱山です。


ヘッドライトを点け、背をかがめて入った最初の内は


「 わー!なんかこういう展示見たことがあるー!蝋人形とかいそうなヤツ!!」 と


無邪気に盛り上がっていたのですが、3分もするとすでに後悔し始めました。




ツ・・・ツライ・・・。




背をかがめっぱなしなので腰が痛くなるし、足場も悪い。


暗いし、煙い。




イイコトなんもなーーーーーーいっ!!!!!!




場所によっては超狭い穴をカラダをひねって本当に大丈夫なのかもよく分からない


不安定なハシゴを降りたり、


上から落ちてきた砂利が目に入る危険があるので 「 上は絶対見ちゃダメ!」 と言われ


いつ終わるのか分からない穴を縄を頼りに登ったり、


一日中暗くて狭くて煙い穴の中で、リアルジャングルジムやっている感じです。


文句を言っても仕方ないのでだんまりしながらたどり着いた地でガイドが取り出したのは


ダイナマイト。


どうやら、爆発させるらしいですよ?




「 無理無理無理無理無理無理!!! 」 ( クチグセ )




と、否定したものの面白がられて着火したダイナマイトをわたしに投げられたときは


本当に死ぬかと思ったけど


まぁ、そんなワケないですよね。


もちろん安全なのを分かっていて投げたので大丈夫です。


そのダイナマイトをガイドが遠くまで置きに行ってしばらくすると・・・








・・・・ンフッ!!








音もさることながら、爆風が凄い!!


おそらく本当に遠くまで置いて来たにも関わらず、自分達の場所まで


爆薬臭さと、舞い上がった粉塵がたちこめ、目が開けられない。


息が出来ない。


苦しい。


これを毎日やってるガイドはなんてことなさそうに笑って


「 行きはちょっとハードな道だったから帰りはもっと簡単な道で帰るよ!」 と


言ってくれたこの言葉がどんなに嬉しかったか・・・!


もうすでに行きのリアルジャングルジムで、普段使わない筋肉がピクピクして


力が入らなかったのです。




救われた・・・!




帰り道には実際にトロッコを押している鉱山夫 ( ビックリすることに電動じゃなくて、


自力でトロッコを押してました。 ) に会い、本当にこんな劣悪な環境で


働いているヒトがいるんだと思い、改めてビックリ。


・・・でも、そんなコトよりも気になることがあるんだよ、わたし。




同じ道・・・戻ってない?




まさか、まさかと思いながら歩き続けた。


まさか、まさかと思いながらリアルジャングルジムを再び繰り返した。






「 行きはちょっとハードな道だったから帰りはもっと簡単な道で帰るよ!」 と






その言葉だけを信じて。


しかし、信用していたガイドから驚くべき発言が・・・。




「 いやぁ~、実はさ~ 」










「 We have to go back same way. 」










いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!






「 行きはちょっとハードな道だったから帰りはもっと簡単な道で帰るよ!」


嘘だった!


やっぱり同じ道を帰ってた!!


もう無理・・・と思いながらもガイドの言葉だけが支えだったのに・・・!!!










「 We have to go back same way. 」










そんな、鉱山夫にはなれないと悟った日でした。

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