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トルコごはん。 ~ スープ編 ~
09 May 2010
トルコでは、朝ごはんはスープとエキメッキ ( パン ) だけで済ませることが一般的で、
朝早くから働く忙しい人たちのために、近所のロカンタ ( 食堂 ) から
お盆に並べたたくさんのスープと、袋いっぱいのパンを配達する足早の人を見るのが
バザールの朝の光景です。
今回はそんな、1日のチカラになるスープをご紹介したいと思います。
レンズ豆の味が濃く、トルコの人々が一番大好きな 「 メルジメッキ・チョルバス 」。
チョルバスはスープと言う意味で、どのロカンタでもメルジメッキ・チョルバスは
必ずと言っていいほど置いてあり、一緒に添えられてくるレモンをたっぷり絞り
チリを振るのがトルコ流です。
マネして同じようにしてみたのですが、もともとの味が豆の柔らかい味なので、
レモンの酸っぱさと、チリの辛さを加えてしまうのがなんだかもったいない気がして
私は何もかけずにそのまま食べることが好きでした。
香辛料のピリ辛さと、ミント味のきいたトマト味スープ、「 エゾグリン・チョルバス 」 。
トルコではおもしろい別名を持つメニューがあり、エゾグリン・チョルバスは 「 花嫁のスープ 」 と
呼ばれています。
中には 「 貴婦人の太もも風キョフテ 」 なんて言うものもあるんですよ!
突撃!トルコ料理シェフの料理教室!! でもご紹介した、「 タウク・スユ 」。
しっかり取った鶏ダシがきいているのと、ほぐした鶏肉がいっぱい入っているのが好きで
席に着くと同時に出されるプラスチックケースいっぱいのエキメッキを
何個も食べてしまいたくなる、私の一番のお気に入りスープでした。
日本ではヨーグルトはデザートとして食べるものですが、ヨーグルト発祥の国・トルコでは
デザートと言うよりもソースなどの料理として使うことが一般的です。
酸っぱさと爽やかさが特徴のトルコ料理を一杯のスープで再現した 「 ヤイラ・チョルバス 」は
まさにヨーグルトの酸味・ミントの爽やかさ両方の特徴を
持っているスープなので、このスープを飲むと 「 トルコ感 」 に浸れるスープなのでした。
日本食にはない酸味や爽やかさに最初は驚いたものの、食べなれないにも関わらず、
「 美味しい! 」 と感じ毎日食べてしまうこのスープたちは
やっぱり 「 世界三大料理 」 と呼ばれるにふさわしく、トルコの元気を朝から
支えている存在なのでした!
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