Home » Blog » Sachi's Blog » God is in my heart クンブメーラ
God is in my heart クンブメーラ
02 Apr 2010
インド人のおじさんが、眼光鋭く言った。
「 God is in my heart 」
ネパール行きもやめ、色んな予定を大幅に変更してまでまたクンブメーラに来ようと決めたのは
前回のクンブメーラ。
1ヶ月振りに来たハルドワールでは相変わらず沐浴でごった返していました。
このハルドワールで行われるクンブメーラが見たくて見たくて帰って来たのに、
抱いた感情はドキドキでもなくワクワクでもなく、内臓辺りがゾワっとざわめく「 怖さ 」。
怖いもの見たさと言うのか・・・また戻ってきてしまいました。
2度目ともなると会場の状況や周辺交通を把握しているので、前回に比べかなり余裕が出ました。
今回は日本人が相当数集まり、総勢16人。
前日に予約したリキシャが約束通りの早朝4時に来ているのを確認すると一安心して
乗り込みました。
前回のクンブメーラでは一睡もしないままでの参加だったので、朝晩の急激な気温変化と
サドゥー達の迫力が随分と体にこたえました。
今回はその教訓を生かして、しっかり睡眠をとってからの出発です。
とは言うもののまだ夜も明けぬ時間帯なので、リキシャに乗るとすぐに
うつらうつらしてしまいました。
肩を叩かれ目が覚めると、そこはもうハルドワール。
降ろされたのは前回よりも更に遠く。
日も明けきらぬ早朝にも関わらず、周りはすでに朝の静けさをかき消す声の巡礼者で
賑わっています。
巡礼者と同じ方向に向かって暫く歩くと、会場である沐浴場方向を阻むゲートがあります。
このゲートに始まり、何箇所もゲートや柵があるので、目の前に目的地があるのに
まだまだ着かない・・・という思いを何度もさせられました。
夜も明け始め、人の数がはっきり確認出来るくらいの明るさになった頃
やっと着いた会場周辺はすでに、動けないくらいの数のヒンドゥー教徒たちが
沐浴をするために列をなしています。
前回サドゥー達の沐浴を見ることが出来たので、今回わたし達は沐浴場から少し離れた
行進のスタート地点を目指しました。
警察官にスタート地点を聞くと、前回とは違う方向を言っています。
そんな訳はないだろうなと思って回りを見渡すと、行進するための車は警察官が指した方を
向いてます。
行進の順路が変わったことが分かると、今度は場所の確保です。
よりスタート地点に近い場所を狙い、バレないように静かに座っていてもすぐに警察官に
追いはらわれる。
このやり取りを何度もしてやっと優しい地元の人のお宅にかくまって頂き
かなりいいアングルで見ることが出来るようになったのです。
クンブメーラに参加するサドゥーよりも多いであろうインド中から集まった警察官が
整列し始めると、辺りのピンと張り詰めた空気の中で、次第に遠くがザワついてきました。
前にいる人たちの間からあちらを覗き込むと、青い制服の警察官越しに
裸にドレッドのナーガサドゥーが
整然としている警察官とは逆に、有り余るエネルギーを放っています。
自由に叫んでいたその声たちは、だんだん重なって、そして一つになっていき、
「 完全に 」 一つになった叫び声は、トランス状態となり、それを見ているだけの自分も
頭の中で叫ばれているようにその声がリフレインして今にも狂いそうです。
それは恐怖と呼ばれる感情なのに、人間が神に近づく姿の美しさに心が震え
涙が溢れます。
「 ナーガサドゥーは不思議な力を持っているか? 」
ハルドワールに向かうバスの中でインド人精神科ドクターと話したことを思い出しました。
ナーガサドゥーは山に篭って修行・生活しているので、インドの人々でも見たことが
ないのが普通。
一般人にとって未知の聖人は、不思議な力を持っていると信仰される存在なのです。
まさに今・・・、聖人達はわたし達を強く惹きつける不思議な力を使っているのか、
興奮で頭がクラクラし、手は震え、熱い目頭からは涙が止まりません。
God is in my heart ・・・
行進が始まるとサドゥーたちの鋭く、けれども輝いたエネルギーは更に増幅し、
その姿が今まで見たどんな絶景よりも美しく、彼らが神に近い存在だと強く確信したのでした。
生と死、宗教、貧困、喧騒、雑踏・・・。
インドは受け止められないものが多過ぎて、ショックは相当なものでした。
それでも、インドを出る気にはならない・・・。
それでも、後ろ髪をひく何かがある・・・。
「 もう少し見てみよう。 」
インド世界のパンチをまともにくらいながらも、いつも必死にそう思っていました。
そうやってインドにしがみつく思いで行った前回のクンブメーラで、
いきなりインドに心奪われてしまったのです。
私が、許容を超えた世界感を拒否していただけで、インドは本当に素晴らしい国。
「 懐が大きい 」。
何がダメ、あれはダメ。じゃなくて、あれもいい、これもいい。
そんなお人柄の優しいインドの人々に、見習うことがたくさんありました。
愛するインド。
また戻ってくることでしょう。
今はもう新しい故郷が出来た気分で、3ヶ月お世話になったヒンドゥーの神々に
しばしの別れを告げ、古代ギリシャ神話の国へ向かうのでした。
このエントリーのトラックバックURL
http://www.one-plus.net/mt/mt-tb.cgi/124
![]() |
Comment
その節はお世話になりました。
14日、最後のお祭りに400万人来たとかで
その後二日間、ハリドワールで軟禁。
無銭乗車すら出来ず、結局デリーまで
チャータータクシー5000ルピー!?
そして17日、ようやくバンコクへ。
Have a good triiiiip!!!!!
オーム ナーム ナラヤン!
20 Apr 2010 | kiyo
kiyoくん
その節はどうもお世話になりました 笑
最後のクンブメーラ、やっぱりすごかったのね!
悔しいわっ!
でも3年後のアラハバードまでの楽しみにしておくわ☆
そのときはもちろん一緒に行くよね!??
デリーまでのチャータータクシー5000R。。
ごめんなさい、笑っちゃいました。
オーム ナーム ナラヤン!!
21 Apr 2010 | Sachi
Comment Form