インドごはん。 ~ ライス編 ~
23 Feb 2010
面積は日本の約10倍の329万平方km 。
これだけの広さであれば、北と南では北海道と沖縄以上に気候は違いますし
当然ながらとれる米の種類もまったく異なってきます。
その違いと言ったら、コシヒカリとタイ米くらいの違いがあるので
今回はお米だけに限ってご紹介させて頂きます!
まずはインドを旅していて一番見ることの多い、北部地方の米。
タイ米以上に細長く、水分がなくパサパサしているインディカ米です。
日本の米はもっちりしていて多少の粘り気が美味しいとされていますが、
その常識は、国と料理が変われば違うもの。
インドではカレー ( インド料理教室日記で、「 インドにカレーはない!」 と書きましたが
日本の方にはやはりカレーが馴染み深く分かりやすいと思うので、あえてカレーと
書き続けますね ) をごはんにかけて器用に右手だけで、クッチャクッチャひたすら
こねこねして、団子状にまとまったらやっとパクリ!と食べます。
ですので、パサパサしていて水分の少ないインドの米は、カレーがごはんに絡みやすく
インドの食文化に最適だと言えるのでしょう。
日本のカレーのようにルーはたっぷり使わず、かなり少量・・・量で言えば100ccくらい?しか
食べないのに、そのルーの量でごはん2~3膳は軽くペロリといきます。
確かにインドのカレーはとても塩っ辛いことが多いので、ご飯が進むんですよね~。
おそらくその背景には貧困ゆえに、戦後の日本のようにごはんを塩だけで食べていた・・・
ような感覚が、これらの味付け、食べ方と関係するのかなと思っています。
北部の細長いインディカ米とは反対に、南部の米はまるで豆のように丸く、
食感もまた米というよりもやっぱり豆のような、あまり噛みごたえのない軽い感じです。
パサパサ感は北部の米と一緒ですが、一粒一粒が大きいのでカレーをごはんにかけて
右手でこねてもなかなかまとまりません・・・。 経験の違いでしょうか??
出来るだけ現地の人々と同じように食べよう!と慣れないながらも
頑張って右手だけでこねこねしていたのですが、南部インドでご飯を食べていると
店員の方からたびたび無言でスプーンを渡されたものでした。。。
日本で頑張って箸を使おうとしている外国人を見ていて、もどかしくなるような
気持ちなんでしょうね。
分かる分かる~!!でもショック!!!
これからまた 「 インドごはん ~ パン編 ~ 」 としてインドの代表的なパン、
チャパティ ( ナンのようなパン ) のことを書きますが、
北部インドは、米とこのチャパティを主に食べ、南部インドでは米を主に食べます。
さて、カレーの国インドでも炊き込みごはんがあります。
赤飯のようにお祝いごとのときに食べるビリヤーニと呼ばれるもので、
もちろんスパイスたっぷり!
米の種類は、「 香りの女王 」 と言うヒンディー語の意味があるバースマティ米が
香りが高く、お祝いごとでは喜ばれるそうで、
ナッツ・ドライフルーツ・バラの花弁が炊き込んであり、正式には金箔で飾られます。
と、言われてはいるものの祝いごとでなくとも、一般的な町の食堂で気軽に食べることが
出来ます。
けれども、バラの花弁や金箔で飾られるようなリッチなものではありません。
菜食主義者 ( ベジタリアン ) が多い国インドでは、ビリヤーニにも
ベジタブル・チキン・マトン ( 羊 )・エッグビリヤーニと種類があり、
電車の中で駅弁のように売られているほど、いまや身近な食べ物です。
このビリヤーニは店によってかなりの味の違いがあり、
スパイスがごろごろ入っていてハッカのようなスースーするスパイスが入っていたりすると、
スパイス慣れしていない私はあまり美味しく感じないのですが、
きついスパイスが入ってないビリヤーニに当たると、スパイスのとがった感じがまるでなく、
まろやかで美味しく、何度も食べたくなるほどです!
日本で言うドライカレーみたいなものですね。
お次は、名前を聞いただけではあまり食べる気にはならない ( 失礼っ!! )、レモンライス。
レモン味のご飯??まったく想像がつかないものの30ルピー ( 60円 ) の安さに惹かれて
トライ!!!
出てきたご飯はキレイなターメリック色した黄色の炒めご飯。
なんだか良い意味で予想を裏切るおいしそうな見た目。
レモンの欠片も見当たらないし、香りもしない。
おそるおそる口に運んで・・・。
ん~!??
美味しい!!
レモンの味がしません!!!笑
レモンで味付けしているらしいのですが、
レモンライスと言うよりもさっぱりしたチャーハンですね。
インドの酷暑も、この爽やかな香りであれば食が進みそうです。
一緒に炒めてあるカシューナッツのリッチな味わいが特徴的で、これで30ルピーなら大満足!
チャーハンを作る時にはこのカシューナッツの小技一つでグレードアップしちゃうので
オススメです!
慣れない右手使いも、香辛料も、インドの時間も・・・
じっくり身を置いて、ゆっくり感じてみると、
広い割りに肥沃な土地とは思えないインドで、約12億人の人口を支えるこれらの食文化に
昔の人々の生きる知恵と、インドの人々の生きる強さが伺え、
「 やっぱりインドってすごい! 」 の一言に尽きるのでした。
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