Home » Blog » Sachi's Blog » 世界最大のエコビレッジ・オーロビル
世界最大のエコビレッジ・オーロビル
01 Feb 2010
エコとは両極端にありそうなポイ捨て大国のインドで、
世界最大のエコビレッジがあると聞けば、興味が沸かないわけがありません!
紹介を読んでみると、
「 オーロビルは世界中の男女が集い、あらゆる主義や宗教、政治、そして国籍を超え、
平和と調和のもとに住むことの出来る世界都市を目指しています。
オーロビルの目標は人類の和合です。 」
経済の面では、「 最終的にはコミュニティ内でのお金の利用を排除することが
目的とされていて、今も発展的準備段階とされている。」
とかなんとか素敵な内容が書いてあるではないですかっ!
詳しくは・・・長いので添付しちゃいます。笑
http://www.ecovillage-japan.net/auroville
http://www.eri-eco.net/Myweb/sustainable%20community/Auroville.htm
争いの原因になる主義・宗教・政治・国籍を超えてインドに自治都市として存在する・・・。
読めば読むほど理想郷に思える街がインドにあると聞いたら行くしかない!
と、最南端のカーニャクマリを目指すためインドの西海岸沿いを南下する途中の計画に
オーロビルを加えワクワクしていたところに一通のメールが届いたのです。
差出人は、「 中南米スイッチ 」 という旅本を出されている旅の先輩ご夫婦の奥様からで、
今のオーロビルはハイシーズンなので宿の予約をしていった方が良いよ!との
アドバイスでした。
オーロビルは、オーロビル内の宿すべてが広大な敷地に点在するコミュニティ ( 集まり ) に
参加しているわけではなく、その中でもコミュニティに入っている宿に泊まらなければ
オーロビルの醍醐味、コミュニティのワークショップなどのイベントに参加出来ないのです。
したがって、そのオーロビリアン ( オーロビルのシステムに参加している人 ) の宿に
泊まらなければ「 オーロビルらしいこと 」が出来ず、残念なことになってしまうのです。
オーロビルへ行くと決めたのを見ていたかのようなタイミングに 「 さすが! 」 と
独り言をつぶやき、
今まで宿の予約をすることなどなく、出たとこ勝負の旅を続けてきた私たちも
早速数日後に予定している滞在が可能になるために宿探しを始めたのです。
オーロビルを調べれば調べるほど、疑問が出てきて興味もいっそう深くなり
当初、最南端のカーニャクマリを目指すためインドの西海岸沿いを南下する途中の計画に
2 、3日の滞在を無理やりねじ込んだ予定だったのですが、
じっくり滞在したほうが良い!と判断し、一回最南端まで南下したあとに
1月15日の金環日食を終えたらまたオーロビルに戻る、遠回りだけど
ゆっくり出来るプランに練り直したほど、オーロビルにかける期待は大きくなっていたのでした。
プランの変更をしたのと同時に、慣れない英文メールを作り、オーロビリアンの宿
約15件にメールをしたものの、アドバイスもむなしくどこも 「 full 」 ・・・。
もうやるだけのことはやった・・・。でも行きたい・・・!
ここまでやったらもうあとは私たちお得意の 「 なんとかなる! 」 です。
そして、前回の日記からの続きです。
結局、オーロビルへ行くための経由地・ポンディシェリーまでの列車チケットをおさえられず
コーチンでの宿泊を余儀なくされた私たちは宿を取るために、
何件も聞いて回るもどこも満室。この時点ですでに23時。
ようやくあった1部屋も3畳ほどの空間にシングルベッドがあるだけ。
しかもタコ部屋なのに宿泊費がかなり高い。
天井備え付けのファンはあるものの、無駄に天井が高いから意味がない。
時間も時間だったので、何も考えないことにして私はベッドに、パートナーは床に横になり
その日は寝たのでした。。。
・・・と!言いたいところですがっ!!!
川が多い高温多湿なこの街は異常に蚊が多く、蚊の音とかゆさ・・・そして蒸し暑さで
眠れる環境ではないんです。
パートナーはどうにもならない蒸し暑さに、夜中に頻繁に水浴びをしていたほど過酷。
かゆさも我慢が出来ず、アフリカのために用意していた飲むタイプのかゆみ止めを
まさかのインドで飲み
もう、どうにでもしてください!と言わんばかりにやっと汗ダクになりながら眠れたのでした。
翌朝、その宿から逃げたい一心でポンディシェリーまでのバスチケットを確保し
やっとの思いでポンディシェリーに着いたのですが、着いた時間が予定以上に早く、
オーロビルの公式の受付が空いている時間ではなかったので、オーロビルの中でも海岸沿いに
滞在を希望していた私たちは、リキシャーに行き先を告げひとまずオーロビルへ向かいました。
6kmくらいリキシャーで走ると、運転手から 「 この辺りだよ 」 と言われましたが
そこは普通のインドの海のある町。
想像では、インドらしからぬ西洋的な綺麗な街で、辺りにはエコを思わせる看板が
あったりするんだろう!と思っていたのに、そこは普通のインド。
牛もいれば、糞もある。他のインドと変わらず多量のゴミも顕在です。
何も知らずにここに来てオーロビルのエコの話を聞いたら耳を疑いたくなるような感じです。
ここがオーロビルだと信じることが出来ずにいたのですが、みんながそう言うんだから
ここがオーロビルなんです。
まずは宿を押さえなきゃ!と宿探しを始めようとしたのですが、
リキシャーに降ろされた場所の目の前にある宿の名前に聞き覚えがあったのです。
そこは、マハーバリプラムで出会ったインド人ナイスガイくんの友人が、
オーロビルで経営しているという宿だったのです。
残念なことにオーロビリアンの宿ではなかったのですが、
こんなに目の前に 「 待ってました! 」 と言わんばかりに現れたら
何かのご縁としか思えないので、とりあえず1泊することにして
そこからまた考えることにしたのです。
少し休んでから、更にそこから6km離れたオーロビルの中心に情報集めと
オーロビリアンの宿を探しに行くために、バイクのレンタル屋さんを探すのですが
どこもまたもや空きがないと・・・。
ようやく見つけたエンジンのかかりにくい一台を借りるしか選択肢のない私たちは
その一台をなくなく借りて急いで中心に向かいました。
中心までの道のりをバイクで走ると、道は舗装され並木が綺麗で
ようやくもともと私が持っていたオーロビルの想像と近くなり、
下調べした時に見かけた何個かのコミュニティーと宿を確認することも出来ました。
オーロビリアンの宿の外観は今までのどの街よりも、綺麗でモダンでお洒落なのですが
その周りのゴミ山はやっぱりインド。この道のりでもまだエコは感じません。
風をきりバイクで走るのは本当に気持ちよく、このままドライブもいいね~!なんて
思っていたら、整備されて丹念に手入れをしているんであろう庭と
日本の近代美術館のような一角がドカ~ン!!と突然現れたのでした。
まぎれもなく、ここがオーロビルの中心でしょう。
この周辺はエコエネルギーの説明をしている展示などがあり、エコエコしています。
インドの正反対に位置しそうなモダンな建築物の中の案内所に行き
案内を読むと・・・残念! 午前の受付が終わったばかりでした。
広大なオーロビルの地図とオーロビルの信念が書いてあるパンフレットを購入し
仕方がないので宿に戻ることに。。。
ここ案内所でオーロビリアンの宿を探してくれるシステムがあったことも知っていたのですが
オーロビル名物?の建築物、まんまるマトリマンディルを見るためにはこの手続きを、
中に入るためにはこの手続きを、オーロビリアンのコミュニティーのレストランで
ごはんを食べるためにはこの手続きを・・・
しまいには 「 この道はオーロビリアンしか通れません 」 なんて道まである、
オーロビリアン的なシステムにちょっと疲れ始めていたのです。
宿に戻り、とうとうエンジンのかからなくなったレンタルバイクを返し
居心地の良い宿で波の音に癒されながら、
その日はそのまま波の音を楽しむことしして、また明日仕切りなおすことにしたのでした。
翌日もまた昨日と状況は変わらず、バイクは借りられずにいたので
徒歩圏内でフラフラ街を散策しながら頭をクリアに整理していると
分かってくることがありました。
そしてお金の交換をしないオーロビリアンのコミュニティシステムに、
どうやったらお金が存在しない社会が成り立つのか疑問だったことも
昨日購入したパンフレットを見ると、まずオーロビリアンになろうと決めて、
住みはじめてからの2年は、そのお金のないシステムではなく
自分の持ち寄ったお金で暮らすと書いてあります。
従って、数年収入がなくても生活出来る財力が必要だということだと思うんです。
更にその後、オーロビル議会で住民になる本採決が行われ、本人の経済状態によって
住民になるための費用が決まるそうです。
オーロビリアンの唯一の決まりは 「 職業をもつこと 」 なので、
たぶん、これらのことをまとめると
オーロビリアンになって数年は働いた分の報酬はすべてオーロビルに還元され
運営費に充てられ、その間は自分の収入や報酬がないので
自分の財産を削って生活しなければならない。
一定以上の労働をしたら、晴れてお金のないシステムに参加出来て
今まで自分の財産を削って生活していたことも終わり、労働した分が自分のポイントとなり、
やっとここから本当にお金のないシステムの
オーロビリアンっぽい感じになってくるんだと思います。
たぶん。。。
もとからそこに暮らしていたインド人はオーロビルのサービスである医療や教育を
受けられる恩恵を受けているけれでも、おそらく外国人オーロビリアンのように
裕福ではないと見受けられます。
こういったシステムも、「 オーロビルの土地は個人の土地ではなくオーロビルの土地 」 、
と定義しているので、外国人の最初の働けども報酬のない数年は、
そこに住む家賃代のようなもの、
もともと自分の土地だった土地が、オーロビルの土地になってしまったインドの人々は
無償で教育や医療を受けられる・・・というシステムに納得ですよね。
通常であれば土地代などもろもろ先払いするものを、労働で払うって感じなんでしょうか。
勝手な想像で、お金のいらないシステムでエコに力を入れてるなんて
なんて素敵!!と思っていて、蓋を開けばオーロビリアンになるには
けっこうなお金が必要なんだと知りガッカリしたものの、
ちゃんと考えてみれば、当たり前のことばかりですよね。
世界が 「 実験の理想都市 」 と力を注ぎ、最大のエコビレッジと呼ばれてるんですから
やっぱりきちんとシステマティックってものですね。
創始者マザーの提唱する 「 出来るだけ決まりのない社会を 」 という心を貫くためには
私が煩わしく思ってしまった外部へのたくさんの決まりが必要なのかもしれません。
それがしっかりしてこそ、住んでいるオーロビリアンは幸せに平和に暮らせるんだと
思います。
この場所へは観光というよりも、どうやったらこのエコビレッジのお金がないシステムは
運営され続けられるのかという興味が一番だったので
さまざまなイベントに参加出来るコミュニティーに入ることを諦め、
あとはマトリマンディルだけ見れればいい!と思うものの、バイクはない。
リキシャーは法外な値段をふっかけてくる。。
晴れていて気温も暑すぎず、と~っても気持ちのいい日だったので
私たちは自転車でサイクリングすることにしたのでした。
もともと荒地だったこの場所に、植林をし、道を作り、住民の電気を作るためのシステムを作り
エコ活動を広げ、コミュニティーを設け、街を作った先人の知恵と苦労に感動しながら
6kmの道のりを楽しくサイクリングし、2度目の中心地。
2度来てもまた近代的な建物に感動し、受付を済ませ
ようやくあのおっきいまんまるマトリマンディルとのご対面!
本当はこの中にある瞑想室と巨大クリスタルも見所だったのですが
http://www.thepondicherry.com/puducherry/images/Auroville/211.jpg
これを見るためには更に数日待たなければならなかったので、
「 私たち瞑想したことないし、入れなくてもいいよね 笑 」 と
悔しかったので笑って済ませてしまいました。
さてさて、瞑想室に入れずクリスタルを見ることも出来ずのつまらな~いで
終わらせることはしません!
滞在していた宿からすぐの海岸から漁に出ていることを知っていた私たちは
その恩恵に授かれないものかと食い意地を張らせ、朝も早くから漁が終わったおっちゃんに
ちょっかいを出しに行っていました。
そこには、小さいけれども蟹がいっぱい!!
幸いにして宿に共有キッチンがあったので、「 蟹汁作るぞ!! 」 と鼻息を荒くさせ
蟹を購入。
それでも満足しない私たちは次なる標的エビを発見!! しかもおっき~~~~ぃ!!!
この時期はエビの時期ではなく、たまたま取れたという幸運に拍手し
しっかりこのエビちゃんを値切りget!
袋がなかったので、紐で3匹仲良く結び宿に連れて帰りました。
ちなみにもちろん全部生きてます!新鮮です!!
宿に帰り、オーナーにどうやって食べるのかと聞かれたので、
「 エビは生、蟹は味噌汁! これがJapanese styleだよ 」 と説明すると怪訝な様子。
インドではマサラで炒めるそうです。
生で食べるなんてもっての他!のインドの方からすれば野蛮に思われかねないので
部屋でこっそり、エビちゃんをむき醤油を垂らし、パク・・・っ。。。
んんんんんんん~~~~~~!!!!!?
ぷっりぷりっっ!
目を大きくキラキラさせ2人で大興奮し、あっと言う間に1匹をたいらげた後
エビちゃんの尻尾と頭もだしに使い、蟹汁を作りにキッチンに向かいました。
まだ隣で 「 インドではマサラを・・・ 」 とぶつぶつ言ってるおっちゃんの横で
3ヶ月ぶりの味噌汁作り。もう何百回、いやもう千回以上も作っているであろう味噌汁は
やっぱり3ヶ月たっても美味しく作れ、臭み消しで入れた生姜もちょうどよく、
最高の仕上がりです!これを金属の食器でなくてお椀に盛れたらもっと良かったな~!
マサラマサラおっちゃんに味噌汁を勧めるとおっかなびっくりでペロっ。
眉間に皺をよせ 「 ありがとう。。 」 と。
お口に合わなかったのですね 笑
日本みたいな先進国は海外の味を身近に楽しめるので、味を多少なりとも知っていると
思いますが、インドのような国の人々は海外の味ってあまり味わえないんだと思います。
だから、本当に不思議な味だったんだろうな~と思いながらも、
私たちには懐かしき祖国の味!
蟹もエビもしっかりだしがきいていて、最高においしい。
味噌汁・・・ホッとします。
そうやってわたし達のオーロビルの思い出は、知識が深まるような文化的なことでなく
いつもと同じ、食べ物の記憶になったのでした!
このエントリーのトラックバックURL
http://www.one-plus.net/mt/mt-tb.cgi/90
![]() |
Comment Form