日食後・・・
27 Jan 2010
マハーバリプラムからインド最南端カーニャクマリに移動し
旅の大きな目標の1つ、感動的な金環日食を見終えた後すぐ、
2月12日に北インド・ハルドワールである
サドゥーの祭り・クンブメーラを目指し、北上を始めました。
市バスを乗り継ぎ、目指す先はクイロンという街。
クイロンからアレッピーという街まで運河でつながり、両サイドがずっとやしの木という
なんとも南国チックな船旅をするためにやってきました。
まず、最南端の街から船の発着所があるクイロンまで市バスで移動したのですが
「 super fast 」 と書いてある市バスは、super fast という名を印籠のようにしてとばすとばす!
インドの交通事情は日本と同じ左側通行なんだなと、かろうじて分かるくらいで
もともと決まりがあるのかないのか分からないくらいハチャメチャなんですけど、
この市バスは特にひどい!
インドでは、「 super fast = 何でもあり 」 という意味も含むのか
対向車線の車をどけてまで、追い越しの連続! 満員電車のように人をたくさん乗せた
窓ガラスすらないオンボロ市バスは、その度に横転してしまうのではないかというスピードで
クラクションを鳴らしっぱなしで走り続けるのでした。
前を見てると、その様子はカーゲームさながらです。
ゲームは仮想だから楽しめるものの、実際あんなんになったら青ざめます!
スリルが欲しい方はインドの super fast の市バスに乗れば味わえるかも!?
その甲斐あってインドのわりにちゃんとジャストオンタイムで着き、
降りてそうそうすぐに船のチケットを押さえ、移動での疲労というか
市バスでヒヤヒヤした疲労を癒すため宿ですぐ休んだのでした。
すっかり元気になった私たちを乗せ、30人乗り程度の小さな船は定刻通り出港!
私たちが見えなくなるまで大きく手を振る岸に住む子供たちや
太陽のもとで気持ちよさそうになびく洗濯もの、
船の上で心地良い風を感じながらの昼寝を楽しみながら
あっという間に8時間のクイロン → アレッピー間の船旅を終えたのでした。
「 移動 」 の勢いにのっていた私たちはアレッピーの船発着所の目の前にある
市バス乗り場から、次なる目的地・オーロビルを目指すためにバスに乗車です。
なんだかここ最近、乗り継ぎの調子がいいのはこの日も一緒で、
トイレに行くのも急かされるくらい、着いてそうそうの出発でした。
またもやsuper fast のスリルを味わいながら目指す先は
オーロビルに行くための乗り換え地点都市・コーチン。
ここからすぐ列車の駅にリクシャーで移動し、寝台列車チケットを無事おさえられれば
明日にはオーロビルの一歩手前のポンディシェリーに着ける!!
前にも書きましたが、最近乗り継ぎの調子が良かったので私たちはこの勢いで
ポンディシェリーまで行ける!と確信に近い思いで駅に行ったのですが
インドはそう簡単に私たちを許してはくれません。
寝台のチケットはすでに満席だったので、ひとまずシート席を確保し
車内で車掌さんにスリーパーの席が空いていたら追加料金を払ってスリーパーの席を
取れば良いよと駅員さんからアドバイスを頂いたので、
私たちの勢いは治まることなく列車を待つことに。
この時は、明日にはオーロビルに着く想像でワクワクしっぱなしでした。
が!!!
15分遅れて着いた列車の姿に、私たちは完全に勢いを失いました・・・。
ガタンゴトンとホームに入る列車の中では、どの車両もまるで
「 100本入りのつまようじが100本全部入っている 」 くらいの数のインドの人々が
狭い車両に身を寄せて乗っているではないですか!
さすがインド。
ここでも 「 カオス 」 です。
もう・・・いい加減、カオスでおなかいっぱいですよ。
完全に出鼻をくじかれた・・・というか、出鼻をもぎとられたくらいビックリした私たちは
意気消沈して、すぐさまシート席のチケットすらキャンセルしたのでした。
101本目のつまようじになる勇気は私たちにはありませんでした。
振り出しに戻り、他の手段を考えようと腰をおろした矢先に
見覚えのある姿が目の前を通り過ぎようとしたので、
彼を大きな声で呼び止めると、彼も当然ビックリした様子。
ラオスのデッド島で出会い、年末のタイ・カオサンで会い、そして日食もご一緒したという
何かとご縁を感じる京都出身の彼。
私たちとは別の目的地の向かうため、日食翌日の早朝に宿をたっていたのですが
この時お恥ずかしながら起きることが出来なく、お見送りを出来ず悔やんでいた私たちのために
きっと神様がまた機会を与えてくださったんだわ!と思ってしまい、
大興奮した犬のように、大ハシャギ!!
もうこれだけで、明日オーロビルにつけないことくらい、
どうってことないように思えてしまいます。
だから、旅っておもしろいんです。
忙しい日本の生活では鈍っている五感とか直感が旅をしていると、研ぎ澄まされるんですよね。
パズルを組み合わせていくような出あいにドキドキの連続。
行き先はどこか。
パズルのピースはどこにあるのか。
分からないからこそおもしろい。
だから今日も新しい街を目指すのでしょう。
そして、やっぱり日食に魅せられた私たちは、
これからもずっと日食を追ってしまうことになるんだと思います。
そのくらい、もうすでに日食は私たち自身に入り込んでいるんです。
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