流れ始めたインド
10 Jan 2010
インドの人々は大好きなのですが・・・。
実を言うと、インドに入ってから1週間くらいの間はインドから逃げたい気持ちに
傾いていました。
狭い道に押し寄せる人と牛、「 どけどけ~!! 」 と叫ぶ声に、
無駄に鳴らし過ぎのクラクション、巻き上がる砂埃にスパイスの匂い、
食べ終わったあとのゴミをそのまま道に捨ててしまうので、街はゴミだらけで
足元を用心深くみてないと踏んでしまう牛や犬、羊のたくさんの糞・・・。
残念なことになかなか回復しない体調、着込んでも寒い気温の低さ・・・。
体力と一緒に落ちた気力のせいで、インドの街やスピードに正直なじめずに
「 綺麗なところにいきたい!」 と訴えるものの、
このままインドから逃げていいのかな・・・と考えてる合間に
体調はだんだん良くなり気温も上がると、ようやく拒否していたインドが自分に
流れ始めてきたような気がします。
旅なれた人のように、「 インドはいいよ~ 」 と言ってみたかったのですが
私には、そうも簡単には言えなかったですね。 インド・・・きつかったです 笑
いったん流れ始めると、今まで見る気も起きなかった街の雑貨屋さんを見たり
迷路のように広がるバラナシの街をあてもなく散歩してみようかな、という
気がやっと起こってきました。
牛がした糞の前で食事をする物乞いの人や、ガンジス川の火葬場に運ばれるご遺体、
日本語がうまいけど胡散臭いインド人、猿の喧嘩を止める人間、
お寺に向かう信心深い人々、その列に紛れ込んでいる牛・・・。
1週間前には、めちゃくちゃに見えていたその景色が
なんだか絶妙なバランスで成り立っていることに気付いてきました。
いや・・・、成り立ってないのかもしれないけど、なんだかそれで回っているようです。
建物は古く、廃墟感さえ漂ってますが、そこで暮らすモノたちは
非常に有機物の匂いがします。
インドは 「 生きている 」 。
逃げたかったインドを、もう少し知ってみたいな・・・。
人を引き寄せる力がインドにはあるんだと思います。
・・・なんだか写真が牛さんコレクションみたいですね 笑
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