ベトナムごはん。 ~ ヌードル編 ~
21 Dec 2009
ベトナム料理は中国とフランスの影響を大きく受けています。
特にヌードルは中国の影響そのものです。
しかし!大きく違うことが1つあるんです。
それは、基本的に 「 米麺 ( ライスヌードル ) 文化 」 だということです。
( 中国にも米麺を食べる地方はありますし、ベトナムでも中華麺を食べるので、
あえて基本的に、と付け加えました! )
中国では小麦の生産が多かったので、小麦粉の麺になったのに対して
ベトナムでは米の生産が多く、圧倒的に安価だったため米麺文化になったんでしょうね。
これがどれだけ大きなことかというと、
中国の小麦粉を使った麺は、日本でいう 「 コシ 」 が命なのに対して、
ベトナムの米麺は 「 コシ 」 を求めないんです。
それが実際どんな感じかというと・・・
「 のびてる 」 感じなんです。
どうでしょう? コシって結構、重要なことじゃないですか?
ベトナムの代表的な麺といえば、フォー ( PHO ) ですよね。
食べることが大好きな私は、ベトナムに着いてそうそうフォー屋さんに走りました。
そして注文をして来たフォーの姿は想像通り!
透き通った鶏がら出汁の香りが空腹の私の食欲をますますそそります。
期待はますます高まりっ。。。
そして・・・
ん?んんん???
「 のびてる 」 ・・・?
う~ん。スープは美味しいんだけどなぁ・・・。
その日は疲れていたので ( ベトナム国境越え日記参照 ) 、
のびていたのは気のせいだった!ということにして、またすぐにトライ。
再び美味しそうなフォーが登場!
ん?・・・んん?? やっぱり 「 のびてる 」 ・・・。
これはなんだかおかしいぞ!? どうやら気のせいではないみたいです。
帰ってすぐパソコンを開き 「 フォー 」 を検索してみると・・・。 ( 検索好きなんです )
「 多くの場合、鶏や牛から出汁を取った透明なあっさりしたスープに
コシのない米麺を入れ・・・」 ( Wikipediaより )
コシのない!? な~るほど! のびてるんじゃなくて、そういうモノなんですね!!
それなら、いいんです。いいんですよ、本当。
いいんですけど、すみません。私はやっぱりコシがある麺が好きなんです。
ベトナムには麺の種類がたくさんあります。
米麺代表・フォー、米麺の丸麺・ブン、米麺を砂糖で茶色く色漬けした・バインダードー、
緑豆から作った春雨・ミエン、厚さも太さもうどんに似ている・ミークアン、
黄色の中華麺・ミー、フォーより細く切ってある米麺・フーティウ、
米 or タピオカから作るバインカイ・・・と、あります。
太さや作り方の違いでいっぱい種類があるんですね~!
コシがないのが米麺とは分かりつつも、やっぱり食べたいもんです。
でも・・・食べてみると、やっぱりコシがないんです。泣
当たり前ですね。。。
さらに茹で過ぎ感も否めません。それがベトナムのお方は好みなんだと思います。
でも!日本では一般的に 「 ベトナム料理はおいしい 」 と言われているので
私はけっこうガッカリでした。
ただ一つ分かったのは、日本で食べるベトナムのヌードルは、味もゆで方も
日本人好みにアレンジしたものだということです。
だって、私も日本で食べるベトナムのヌードルは大好きですもの!!
めげずにヌードルを食べたので、ご紹介いたします!
こちらは、フォーに続き有名な 「 ブンボーフエ ( Bun Bo Hue ) 」
麺は、素麺状の丸麺 「 Bun 」 。 スープは牛だしと豚足だしで、
レモングラスの酸っぱさと、赤唐辛子の辛さがきいているのが特徴です。
一緒に出される、もやしと香草を入れて食べます。
すべてのヌードルがそうなんですが、こちらのメニュー表記って分かりやすくて
「 麺の種類+肉の種類 」 なので、
「 Pho Ga 」 であれば、 麺の種類がフォーで 肉の種類がガー ( 鶏肉 ) 、
「 Bun Bo Hue 」 であれば、麺の種類がブンで 肉の種類がボー ( 牛肉 ) と
なるわけです。 ( Hueは土地の名前です。)
日本の 「 きつねうどん 」 、「 たぬきうどん 」 のような感じですね。わかりやすい!
こちらはホイアンだけにしかない 「 カオラウ ( Kao Lau ) 」。
( カオラウは上に書いたメニュー表記とは異なり、カオラウでメニュー名です。)
なぜホイアンにしかないかというと、
カオラウの麺がホイアンの水でしか作れないそうです。こだわりですね~!
そしてホイアンでも数箇所しか製麺所がない上に、重労働なので
跡を継ぐ人がなかなかいなくて、カオラウの麺の生存すら危ぶまれているそうです。
こちらはうどんのように太い麺が特徴なのですが、うどんと違うのは何かと言いますと
短いんですね、10cmくらいでしょうか。
「 うどんに似ているなぁ 」 と思っていたら、
伊勢うどんがルーツという説もあるそうです。やっぱり!
なぜ日本の文化が入っているかというと、ホイアンは朱印船貿易の舞台だったんです。
朱印船貿易って響き、懐かしくないですか? 教科書で習いましたよね~?
まさか、試験のために覚えた朱印船貿易の知識が、今になって役立つとは。
学校の勉強って必要なことだったのですね。。。先生ありがとう!!
・・・って脱線しましたが、カオラウはミントと、パリパリのおかきみたいなモノが
トッピングされているのが特徴です。
スープは少なく、全体をよ~く和えて食べます。日本の 「 油そば 」 のような感じですね。
味は美味しいんですけど、私・・・ミントが苦手なんですよね。
ベトナム料理はカオラウに限らず、ミントをよく使います。
私がベトナム料理はあまり口に合わないなぁ・・・と思ってしまった原因は
そこにもあります。
けれども 「 口には合わない 」 、「 美味しくない 」 で終わらせてしまったら、
それまでです。
調べてみたり、知ってみれば、なんでそうなったかという理由は必ずあります。
私は残念ながらベトナムのヌードルはあまり口に合わなかったのですが、
食文化や歴史など、たくさん得るモノがありました。
以外と、そんな時間も楽しかったので良かったな~!なんて思ってるのでした。
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