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ベトナム国境越え ~長い2日間~
11 Dec 2009
人が良い!景色が良い!ごはんがおいしい!
そんないいことづくめの島、ドンデットから
ラオスのフリービザの期限がせまっているため国境越えをすることになりました。
前半は時系列で書いちゃいます。
長い、なが~~~い2日間の始まりです。
ドンデット発 10時50分 → 11時 対岸のバン・ナカサン着
バン・ナカサン発 12時 → 14時 国境越えバス乗り場のある町 パクセー着
パクセーの中心地発14時 → 14時30分 パクセー郊外のバス乗り場着
バス乗り場に着いてすぐにバスの出発時間を確認したら
「 18時30分だよ~ 」 とのことです。
最初聞いていた17時とは、1時間半食い違ってますねぇ。。
チケットもこんなモノなので、毎回ちゃんと席が確保されているのか
心配なのですが、いつも杞憂で済んでいます。
だって、 「 NAME : JAPAN 」 ですよ? 適当過ぎですよね~ 笑
ほんとにな~~~んにもないバス乗り場で
本を読んだり夕日を眺めたりとしていたものの
さすがにちょっと飽きてきました・・・。
そんなところに1人のラオス人の物売りが近づいてきました。
普段であれば、この手のモノは見向きもしないのですが
長時間移動の前の非常食をまだ用意してなかったことを思い出し、
ちょこっと見てみることに。
ポテトチップスにビスケット、水・・・と、必要な非常食を買うと
お兄さんはと~っても嬉しそうに微笑み、
「 Do you know Vietnamese?」 と、聞いてきました。
いつもはその国のよく使う言葉は覚えるのですが、
今回はうっかり忘れていたので、 「 No... 」 と、答えたら
どうやら教えてあげるとラオス語で言っています。
時間もあることだし、親切なお兄さんのレクチャーを受けることにしてみました。
話し始めると、英語とラオス語とベトナム語を交えて、丁寧に教えてくれるので
好感度高い!
次から次へとベトナム語をチョイスして教えてくれるので
おいつかなくなり、 「 難しいよ~!」 と、言うと、
私が手に持っていたメモ帳を指し 「 書きなさい!」 と・・・。
はい、先生。。。おっしゃる通りです。。。
だんだん、 「 そのベトナム語は使わないだろうなぁ 」 という域に入ってきたので
メモを止めると、すぐにメモ帳を指し「 書きなさい!」 と・・・。
はい、先生。。。おっしゃる通りです。。。
正直 「 もういいよ~!」 と感じてきたので笑ってごまかし始めたら
遠くから彼を呼ぶ声が!
「 !! 」
思わず、神様ありがとう!と言いたいくらいのタイミングでした。
「 コプチャイ~!」 と、ラオス語でお礼をして、彼のレクチャーを無事済ませたのでした。
そうこうしている内に、18時になると予定より早くバスが到着しました。
早速荷物を持ち車内へ。
「 ん・・・? 」
足元が米の袋だらけです。
「 だらけ 」 というのがどれくらいかと言うと、
座席に座って通常足を下ろすスペースがあるはずのところが、
すべて米で埋まっているので、座席に体育座り状態になるほどです。
嫌な予感。
けれども周りを見渡してもツーリストは、ベトナム在住フランス人のファブリースと、
イタリア人アンドレアと、自分たちの合わせて4人しかいないので
足元が荷物でいっぱいでも車内は広々と使えるから
「 まっ!いっか! 」
この時は、そう思えたんです。
18時30分の出発時刻を過ぎても、出発の気配はなく、
むしろすでに荷物でいっぱいの車内に、更に荷物を詰め込んできます。
米なんて序の口で、ヘルメットや自転車まで詰め込み始めました。
自分の席に座って確保していないと、荷物がどんどん積まれるので必死です。
予定時刻を30分過ぎようとした頃、
「 ブッブーーーーーー!!!!! 」
無意味に大きいバスのクラクションが鳴りました。
「 やっと出発か。。」 と、思っていたら、
近所の人かと思っていたバスの周りにいたラオスの方々が
ワラワラーーー!と、20人くらいバスに乗ってきたのです。
「 えーーーーーーー!!???? 」
戦いの始まりです。。。
たった4人のツーリストと荷物でいっぱいの車内に、更に20人近くの人が
乗ろうとしているではないですか。
「 どこに座るの?もう席ないよ? 」
彼らは強いイキモノです。
通路に体育座りしたり、米の上で寝そべっているではないですか。
「 もう・・・ラオス人なんて見たくない・・・・・。 」
うなだれて思わず口に出してしまうくらい、凄まじい密度です。
米だらけ、ラオスの方だらけの、だらけだらけ。だらけだらけだらけなんです。ほんと。
泣いても嘆いても現実は変わらないので
狭いなりに 「 いい感じ 」 の定位置を見つけ、うとうとし始めた頃、
急にバスが止まったのです。
休憩かと思いきや、どうやら民家の前のようです。
「 ブッブーーーーーー!!!!! 」
またもや無意味に大きいアイツが鳴りました。
嫌な予感。。。
民家から大人も子供も出てきたので、
「 また人が乗るの!? 」 と、ビクついていたら、
「 ブヒーーーーーーッ 」
!!!???!?!?
乗ってきたのは人ではなかったのです。
新たな乗客は・・・そう。 「 ブタさん 」 です!
バスの下の荷物入れにブタさんをどんどん詰め込んでます。
ブタさんの「 生きたい 」という叫びは壮絶です。
静かな田舎の夜に響き渡ります。
目を逸らしちゃいけない現実だと思い、必死に見続けました。
生きる厳しさを感じているところに、今度は
「 メェェェーーーーーー!!!!! 」
お次はヤギさんです。。。
ブタさんに引き続き、同じ場所にヤギがまた20匹くらい詰め込まれます。
バスの運転手さん、ブタやヤギを詰め込む様子が手馴れていて
もはや運転手というか何でも屋さんです。
ここで気付いてしまいました。
私たち・・・ 「 人を運ぶバス 」 に乗ったのではなくて、
「 荷物を運ぶバス 」 に乗った人間なんだってことに。
自分たちは荷物の一部に過ぎないみたいです。
1時間近く壮絶な叫び声を聞いて、また出発です。
やっとこ現実を受け入れ、うとうとし始めたら、また突然バスが止まりました。
直前に乗ってきた20人近いラオスの方々が降り、車の周りにろうそくを立てたり、
果物のお供えものをしたり・・・と、何やら宗教的な儀式が行われ始めてます。
まさか、ここでブタさんヤギさんが生贄として祀られるのではないかと
本気でうろたえましたが、それはなかったです。ヨカッタ~!
夜中の道の真ん中で1時間近くコトが行われたのち、また出発です。
その後、恐ろしいクラクションに起こされることなく、
次に目を覚ました時は、ベトナム人の荒波の中でした。
国境近くに来て、まだ朝が早いので国境のゲートが開くまで停車したバスに
「 両替商 」 のベトナムの方が何人も、4人のツーリスト目掛けて
我先に!と突っ込んできます。
そう。 「 突っ込んでくる 」 という表現が一番的確だと思うくらいの勢いです。
まだ夜明け直後の薄暗い車内で、寝起き直後の自分たちにはテロにすら思えたくらいです。
「 Change money? 」「 Change money? 」「 Change money? 」
両替商が叫び散らすので、ただでさえ狭い車内は混乱の渦です。
もう何が何だか分からないくらい、ベトナムの方々が押し寄せてきます。
勢いに負けて持っていた少しのラオス通貨を渡し、ベトナム通過に両替を済ませると
またもや 「 ブヒー!!メェェェー!! 」 と、ブタさんヤギさんの叫びが。
次々と荷物入れから降ろされていきます。
国境を越える手前で売られていったのですね。。。
もはや運転手でなく、何でも屋さんとなった彼は
ブタさんヤギさんの糞で汚れた荷物入れを水でキレイにそうじをすると
そこに、バスの上に乗っていた荷物をわざわざ下に移しているではないですか。
なんでわざわざ上から下に荷物を移すかの理由は後から分かったのですが
国境を越える時には、自分たちが乗っているバスは
「 荷物を運ぶバス 」 ではなくて、「 人を運ぶバス 」
と、言う体裁にしなきゃならなかったのでしょうね。
だから、目の着くところの荷物を下に隠し始めた訳なんですよ。
そんな重労働を眺めていたら、バス会社のラオスの方が私を呼ぶので行ってみると
「 出国手続きしてくるから30000kip ( 約300円 ) よこせ! 」
と、言い出すではないですか。
お金を渡さなければならない理由が分からないので聞いてみると、
答えは 「 払わなければ、スタンプは押さない! 」 の一点張り。
理由が分からないので猛抗議です!
・・・不思議なものです。
普段英語が苦手な私ですが、自分で驚くくらいスラスラ怒りの言葉が出てきました。
日本にいればこんなにも怒ることって、まずあり得ないのですが
なんてったって、理不尽過ぎるのです。
300円の問題でなくて、問題は理由を答えない理不尽さです。
結局パートナーが変わりに出て行き、話を周りに聞いてみると
ベトナム在住のフランス人ファブリースも払っていたので賄賂を渡すことに。
この賄賂はバス会社のラオスの方ではなくて、
ベトナムの入国管理官とかに流れるそうです。
納得はいきませんが、英語が話せる自信には少し繋がったということにして
自分を落ち着かせ、出入国手続きを済ませました。
ここで 「 何時に着くの~? 」 と、聞くと 「 11時くらい 」 という返事。
・・・期待をしてはいけないものですね。
7時にゲートが開いたにも関わらず、荷物を降ろしたり積んだり・・・を繰り返し
国境をバスが出発したのがすでに9時半。
ここから更に少し走っては米を降ろして・・・1時間経過~。
また同じことをして1時間経過~。
このバス、やっぱり 「 荷物を運ぶバス 」 な訳ですよ 笑
もう、笑っちゃいます!笑うしかないんです!!
その頃にはツーリスト4人は結束し、仲良くなっていたので
ベトナム人両替商が近寄ってくると、
「 Change money? 」 と、先に言って遊んじゃうくらい楽しんじゃってました。
一波乱過ぎると、こんな風にして札束を数えるベトナムの方々がそこら中にいました。
結局、前日10時50分に出発して、着いたのは翌日16時です。
着いたことに感謝です。それだけで・・・私、十分です!
「 諦めは心の養生 」 とは、まさにこういう時に使うんですね。
途中 ( ブタさんが乗ってきたあたり ) 、うちひしがれる思いになりましたが
思い通りに行かなくたって、時間通りに進まなくたって、
「 まっ!いっか!! 」
そう笑い飛ばすことしか答えはないんだと思うのでした~。
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Comment
いんや〜凄まじいバス旅だったね〜
読んでて車中のシャチの顔を思い浮かべたら超笑えた。
これからも笑い飛ばして頑張れ!!!
13 Dec 2009 | nonsan
nonsan
たぶん私、相当ひきつって泣きそうになってたと思う 笑
でも何でもそうだけど、慣れちゃうから
なんとも思わなくなるんだよね 笑
13 Dec 2009 | Sachi
いやぁ~!壮絶なバスツアーだったねぇ。
ブタとヤギと一緒じゃ笑うしかないわ!
14 Dec 2009 | yoshikatsu
ここで気付いてしまいました。
私たち・・・ 「 人を運ぶバス 」 に乗ったのではなくて、
「 荷物を運ぶバス 」 に乗った人間なんだってことに。
大笑いしながら読ませていただきました~(^^)
大丈夫!しゃちさん達の旅は沢山の人を楽しい想いにしてくれてるから!
だからブタさんに負けないで笑いながら頑張れ~(笑)
14 Dec 2009 | さと
yoshikatsuくん
壮絶でしょ~!?
最初ビクついたけど、慣れちゃったよ!
人間って強くなるんだな~笑
14 Dec 2009 | Sachi
さとさん
そもそも人間上位って考えが甘かったのか・・・
私たちなんて荷物扱いでしたね 笑
自然界で強く生きていきま~す!
14 Dec 2009 | Sachi
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