日本列島を縦断の旅?
25 Jan 2010
インドの縮図とも言える混沌としたヴァラナシから一気に南下して、
南インドの中心都市チェンナイを列車で目指します。
その走行距離がなんともすさまじく2343km。
実際はもうちょっと短かったのですが、それでも2000kmを軽く超える距離を
約30時間かけて移動です。
ほぼ日本列島に近い距離を乗り継ぎなしで行けるところはインドならでは。
最近はわかりませんが、少なくとも10年前まではインドはレールの総敷設距離が
世界NO1の国でした。おそらく今も抜かれてないのではないかと思います。
距離もさることながら、値段もかなり安く、僕たちが乗った寝台クラスでも
日本円にして約1400円ですから、1kmあたり1円もしません。
東京―大阪間でも数百円という安さです。
その代わり、インドの列車はいつも込み合っていて、一番安い席なしチケットで
移動しようものなら、窒息しそうな満員電車を何十時間という修行の旅です。
一度、どうしても席ありのチケットが取れず、席なしのチケットで乗り込もうと
トライしたのですが、来た電車の一般車両はすでに扉から人がはみ出ていて、
ぼくたち日本人が入る隙間はこれぽっちもありません。
そうやって泣く泣く去っていく電車を見送ったこともありました。
さてさて、話が脱線してしまいましたので旅の話に戻ります。
長距離列車の旅を終え、チェンナイに着いた日は駅の近くに一泊し、
翌日、世界遺産のある街マハーバリプラムへバスで移動しました。
この街はとても小さな街ですが、欧米人の高齢者に人気の場所で少し物価も高いですが、
街並みは整っていて、玄関の軒先には色砂を使った綺麗な模様が毎日描かれます。
そしてなんといってもこの街で有名なのは、バターボールと呼ばれる奇岩でしょう。
ボールをスパッとナイフで切ったような半球状の岩が坂の途中で止まっていて、その昔、
象を使って引いても動かなかったという逸話があるとか。
この岩のある場所も世界遺産の一部なのですが、
この一角にはかなりの数のヤギとサルが住んでいて、観光客を怖がらず近づいてきます。
僕たちがこの近くの岩で休んでいたら、サルが近づいて来て、
置いておいたミネラルウォーターのペットボトルを取り上げ、
一瞬のうちにキャップを外して、いつものやっているかのように
飲み始めるではないですか。
これはシャッターチャンスとばかり、写真を撮ったのですが、
急いでいたせいでピントがずれてしまいましたが、
なんとなくおわかりになるでしょうか?
この一帯はサルが住みたくなるのも納得の絶好のロケーションで、
普段全くしない瞑想の真似ごともしたくなったくらいです。
そしてここでは、いい出会いもありました。
僕たちと同じように10年ほど前に日食を契機に二人で世界を旅して、
現在は3人のお子さんがいる日本人の旦那さんとカナダ人の奥様のご夫婦。
今回は家族で金環日食を見に来たそうです。
旦那さんとは他のご縁でも繋がっていて、
いずれまたお会いすることになりそうな予感が致します。
末っ子のキキちゃん。
彼女の笑顔で疲れていた僕らはどんなに癒されたことか。
お別れの時、インドの少年がアクセサリーを売りに来たのですが、
丁度ご長男と同じお年頃。
日本で生活する小学生がインドの同じ年頃の少年を見て何を思うのでしょうか?
今度出会ったら、是非聞いてみたいものですね。
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